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先日、山口県で一酸化炭素中毒事故が発生してしまいましたね。
ナガちゃんは、以前ガス屋さんの従業員だったので、一酸化炭素中毒とか、CO中毒などと聞くとちょっとザワッとしてしまいます。
ガス会社には必ず業務主任者とよばれる人間が顧客数に対して何人 と決めて配置されることになっています。
この業務主任者、顧客が設備の不備によって亡くなった場合には全責任を負うことになるわけです。
よく何年かに1回、業務主任者の講習会があるのですが、重苦しい雰囲気なんですね。
「よく業務主任になろうと思いましたね!」なんて言葉から講義が始まったりするわけです。
ですから、ガス会社は絶対に死亡事故を出してはいけないわけです。
ところで、物を燃やすには酸素が不可欠なのですが、物が燃えますと何が出るでしょうか???
二酸化炭素と水が出てきます。
理科で習ったですね。
「じゃあ、一酸化炭素は出ないじゃないか!」
そうです、出ないのです!
ただし、不完全燃焼しちゃうと出ちゃうのですね。
部屋の酸素が欠乏したり、燃焼機器のノズルが詰まっていて酸素をうまく取り入れられない場合に不完全燃焼をしはじめて一酸化炭素が発生してしまいます。
メラメラ燃えるオレンジの炎がそうです。
鍋の底が真っ黒けになっているお宅は注意です。
一酸化炭素(CO)は無色無臭です。
また、空気より軽いので上へ上へと上がります。
肺から血液に入り込むと赤血球のヘモグロビンと結びつき、脳が酸素不足に至ってしまいます。
火災のときの避難方法で、「姿勢を低くしてハンカチで口を覆いながら逃げましょう」というのは、煙を吸わないように、進路が見やすいように、そしてCOを吸わないようにというのもありなのかもしれませんね。
室内の給湯器で円筒が外に出ているタイプ(FE)の場合は、使用中に換気扇を回してはだめですよ!
酸素不足で不完全燃焼しますからね!
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