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一ヶ月以上前の話ですが、オリンピックに出場する選手の壮行会において、福田総理が「せいぜいがんばってきてください」と選手たちに激励の言葉をかけた。
が、・・・選手たちは困惑した表情だったとのことでした。
若い選手たちは、この「せいぜい」という言葉を、適当に、あるいは、無理だろうけれど・・・と解釈したに違いないのです。
私も昔試験の際、もう亡くなった祖母に「せいぜいがんばってきなさい!」と言われたときには、「なんて不謹慎な事を言うのか」と不思議でした。
しかし、この「せいぜい」を広辞苑で引いてみますと・・・
「精精」:@つとめはげむこと。力の限りを尽くすこと。精一杯。 と書かれてあります。
が・・・:Aとして、十分に多く見積もっても。たかだか。
といった逆にとれる意味もあるわけです。
年配の人は@を、若い人はAを解釈しているようですぞ!
いや〜日本語は難しい!
また、ある外国人が言っていましたが、日本の「当て字」というのは特に難しく、このような語の決まりごとは他の国の言葉にはありえないとのことでした。
たとえば、神楽(かぐら)とか、設楽(したら・しだら)のように、知識として知っていなければ読めない文字というのは日本独特だそうです。
ですから、言語の中で日本語は難しいと言えるんですね。
ところで、最近では全国で毎日殺人事件がおきています。
8日札幌市南区でも女性が殺害されました。
調べでは、同日午後2時45分ごろ、「パンツ一丁の男がいる」と110番があり、署員が調べたところ、女性宅の前で血痕を発見。室内で女性が倒れていた、とのことです。
この数の数え方、「パンツ1丁」も奇怪です。
「丁」という単位は、広辞苑によると
@書籍の紙数を数える語。表裏2ページを1丁とういう。
A豆腐を数える語。
B銃や道具を数える語。「トカレフ1丁押収」
C料理・飲料を数える語。「天丼1丁」
ん〜っ、どれもあてはまらないんですけれど!
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