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☆鍵屋さんのこぼれ話 − ジャッキー・チェンもびっくり! −
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ある日の深夜1時すぎ女性から電話、「カギを失くして家に入れないので来て下さい。」というものでした。
よくある仕事です。ところが・・・
「アパートの2階に住んでいるのですが、8時(20:00)ごろカギを失くしたのに気づき、部屋に入る方法を考えていましたら、窓が開いたままなのに気づきました。」
「主人が隣の住人の部屋から壁伝いにベランダの柵に登ろうとしまして・・・」
この口調、既に落胆した様子、ため息、いやな予感です。
「窓の柵に飛び移ろうとしたのですが、落下してしまいまして・・・救急車で運ばれて入院したんです。」
「やっと今、私だけ病院から帰ってきましたが、家の中にある保険証を持ってまた行かないといけないんです!」とのことでした。
「ええっ〜これからまた??うわ〜っ、お気の毒だ!」
とりあえず現場に向かいました。
20分ぐらいで到着し、奥さんはちょっとうなだれた様子です。
「主人は隣の窓から壁を伝って、あの電気のメーターに足をかけたとたん、メーターが外れて落ちちゃったんです。」
たしかに、電気メーターは線2本残してぶら下がり、支台の四角いコンパネごとおじぎをしています。
そのとき、周囲は騒然となったそうです。
それから、5時間以上経って私が到着。
周囲はもう静まり返っていました。
奥さんは相変わらず部屋に入れず、ご主人は骨折で緊急入院という惨事でした。
工具を取り出しカギを開ける作業をしましたら、なんと10秒程で開錠してしまいました。
奥さんは、「こんなことなら、すぐ呼べばよかったのに・・・」
「高いものになっちゃった。」
そうです、20:00でしたら夜間料金でしたのに、深夜でしたから基本料はアップしてしまいましたし、入院費、治療費、そして苦痛が伴います。
危険なまねは決してしないでくださいね。
そんなことしたらジャッキー・チェンもびっくりしますよ。
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